第11回 「男前理念」を追求する千葉ナンバーワンのホルモン店


第11回はテンポス千葉店から大石特派員のレポートです。

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アジア食堂のウェブ・ページ
http://www.asia-shokudo.com/

千葉県内にある男くさいホルモン焼チェーン店「アジア食堂」。
「ホルモン闇番長」「みやこ屋」「焼肉好き」など全店舗が、チープ感のある、ワイルドな男前の内外装に仕上がっています。

これらの店舗を運営するスピル株式会社の穂崎社長によれば「女子供は入れるな!!」が基本コンセプトだそうで、今回の取材を進めていくにつれ、この会社がコンセプトを凄く大切にしている男前企業だということが伝わってきました。

その男前理念を紹介します。

<男前理念その1>
2001年にオープンした1号店(末広店)から決めていたというメインターゲットはブルーカラーの人たち。

汗を沢山かいて力仕事をしてきた人たちの仕事終わりに、ホルモンを焼く煙が充満しているテーブルで、キンキンに冷えた生ビールをクイッと飲んでもらう!!

煙のでないロースター全盛の時代に、あえて昔ながらのロースターでホルモンを焼く。
煙も含めて、アジア食堂の演出。それが嫌な人は来なくてもよい!

ここまで言い切るのは難しいことだと思います。
しかし千葉県内ナンバーワンのホルモン屋として定着できたのは、多くの困難を乗り越えて基本コンセプトを貫いた結果だと私は感じました。

<男前理念その2>
牛肉をメインにしている飲食店にとって最大の難局は、2003年に広がった狂牛病(BSE)への恐怖。
この影響によって、全国で150店補以上の焼肉店が、閉店に追い込まれました。

「アジア食堂」も客数が大幅に減りました。
生き残った多くの焼肉屋が、安全策で海鮮をメニューに取り入れたり、居酒屋に業態変更したりと方針変更をしていました。

多くの焼肉屋が客離れを恐れている中、アジア食堂はホルモン焼の店というコンセプトを貫き通しました。
日本を揺るがした事件だったのに、その逆風の中、ホルモン一筋で勝負をするのは、普通は難しいことです。

そこを貫けたのは、自分のお店とスタッフを信じ、なおかつスタッフが、ホルモンを扱う確かな実力を兼ね備えていたからだと思いました。

<男前理念その3>
なんとFL(材料費+人件費)コストは、全店平均で53%。
一番低い店舗で五井の49%です。

なぜここまでコストを抑えられているか、その理由は人件費を削っているわけでも、安い冷凍物のホルモンを仕入れているからでもありません。

FL管理は各店舗の店長に任せているとのことですが、人件費を抑えられているには、はっきりした理由があります。

「アジア食堂」などのチェーンを展開するスピル株式会社の社員は、アルバイトからそのまま社員になる人がほとんど。
3日が寿命と言われている鮮度が命のホルモンをアルバイト時代から調理してきたスタッフ揃いなので、少人数でも調理のスピードも速く、味も千葉県一番のクオリティーが保てるのです。

給料体系は、売上・粗利・人件費がすぐに給料に反映するシステムになっています。
各店の店長は、数字を常に意識し、利益アップを目指し、ひいては給料アップも目指しています。

また、社員のスキルのレベルを「見える化」することによって、その人に合った教育・指導をする取り組みも特徴的です。
社員には「スピル魂」という手帳が配られており、その手帳内にあるスキル項目をクリアしていくと、レベルが目に見えて上がっていくという仕組みです。

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穂崎社長(左から2人目)とスタッフ

食材は、処理の難しいホルモンをセントラルキッチンでまとめて最高の状態に調理し、そこから各店に配送しています。
「味への妥協は許さない。いつ何を食っても最高の物を出さないとホルモンはダメ」という考え方を現場にまで徹底し、最高のホルモンを、最高の状態で提供することに全力をあげています。

その結果、2年連続で対前年比売上110%を達成しています。

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スピル株式会社の「スピル」とはスピード&シンプルのこと。
まだまだ勢いは止まりそうにありません。

今後は都内でも、良い物件が空き次第、出店を考えているとのこと。
そして、ベトナムに2店舗目を出す計画も進行中です。

ちなみに海外一店舗目はもともと台湾で出店を考えていたのですが、穂崎社長が、テンポスバスターズのグループ長、森下篤史と一緒にベトナムに視察に行ったことをきっかけに、ベトナムに変更したそうです(笑)。

今後も、働く男達にとって最高のホルモンを提供し続けてくれるでしょう。

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アジア食堂 末広店
ホルモン闇番長 富士見店
ホルモン闇番長 稲毛店
ホルモン闇番長 五井店
みやこ屋 都町店
焼肉屋 都町店
韓豚門 -KAN-TON-MON-

スピル株式会社
資本金 1,000万円
設立 2005年4月(1号店となるアジア食堂末広店は2001年3月オープン)
従業員数 社員数22人 アルバイト150人
客単価 3,500円


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