造作譲渡とは
現借主が退店する際に、スケルトンに戻すのではなく居抜きの状態で、内外装造作設備機器類を新借主に有償もしくは無償にて譲渡する事を指します。
飲食店の内装工事における投資金額の抑制方法
飲食店の内装工事の中で新設した場合の金額が大きい厨房防水区画・電気・ガス・給排水衛生・給排気・空調・防災等の設備インフラや厨房機器が活用できれば、出店時の投資金額を抑える事が可能になります。
壁床天井の表層造作や照明器具等については、必要に応じてリフォームをすれば良いかと思いますが、個室や小上がり等の造作が活用できれば、こちらも投資金額を抑える効果が期待できます。 また、外装においても入口ドアサッシ周り・サイン看板・オーニングテント等が活用できれば、更に投資金額を抑える事が可能になります。
居抜物件の利点: 工事期間の短縮と時間のメリット
前述のように【お金のメリット】に加えて【時間のメリット】も有ります。 スケルトン物件を借りてゼロから内外装設備工事をするよりも、居抜物件の方が工事期間を短縮できる場合が有るからです。
【造作譲渡における注意点】
注意点もあります。 当然ですが、譲渡される造作物は経年劣化しています。 清掃やメンテナンス具合によっては、譲渡されてすぐに故障や不具合が発生する可能性も有ります。 内見の際に現状の状態をしっかりと確認し、造作譲渡代の金額交渉や出店予算に反映させておく必要が有ります。
物件情報
物件の状態 | 居抜き |
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